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2013 個展のお知らせ

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秋の夜長の奇妙な展示会のお知らせ、です。 ‥‥今年は地下室が会場ですので、真昼に来ても そこは涼しい夜の不思議な空間なのです。   左馬さざなみ個展 2013 ◉会期 10月12・13・14日(土・日・月の三連休)11:00〜19:00 ◉会場 不思議地底窟 青の奇蹟(ふしぎちていくつ あおのきせき)       京王線 下高井戸駅 徒歩すぐ       世田谷区松原3-28-12 地下1階 (!)今回は絵もあり、立体もあり。  ・新作の「かたつむり」シリーズ  ・無限に増殖する「細菌絵」  ・街を取りこんだ「路上絵」  ・「妄想サーカス」シリーズ  ・小さな世界の「カード絵」  ・描く線を立体にする試み「立体絵」シリーズ 増殖しつづける線、終わらないカーニバル、薄明かりの中の不思議な世界‥‥ あなたの視線は絵の中に迷いこんでいき、そこから出られなくなるかもしれません。 (だいじょうぶこわくないです。少々うす暗いだけで‥‥) 世の、お子さま大人さま学生さまお年寄りさまは もちろん 酔狂なる皆々さまのご高来ご万来を、心よりお待ち申し上げます。 ※トークライブも行います。(下記) ※作者の左馬による「トークライブ」は、10月13日(日)夕方6時から8時まで、  同会場にて。 絵のこと、自分のこと、そろいそろりとお話しいたします。  (後半は中島弘貴さんをお招きして対談形式にする予定です。)  もちろん予約なしでも入れます。お気軽にどうぞ。(個展もライブも無料です) ※作品集(1)(2)、オリジナルTシャツ、『奇人圖譜』などの販売もあります。

髪屋の絵描き

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夏の入道雲の先を曲がったところに それは建っていた。 明るくてにぎやかな。 おしゃべりがブクブクとブヨブヨと 泡(あぶく)のように。 彼女がくれたクッション。 入り口のアクアリウム。 反射するリノリウム。 夕立と日射し。 美容師がやさしくしてくださるので 絵も腑ぬけた様子となりました。 水槽からあふれ出る 一本の巨きな木。

ホワイトボックス

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大事なもの、見られたくないものを隠すのが、箱。 人様の箱の中身を探ろうとしても、かなわず。 いや、それどころか自分の真相さえ箱の中。 箱をかぶった同士で、わあわあやってはいるが なかなかたいして要領を得ない。 白や緑色の箱を作って、なんでもかんでも ブツ切りにして放りこんでおくのがよい。 おもむろに手を突っこんだら引っかきまわして、 ひっつかんで並べてみれば、この世のことわり からくり等々 わかろうというもの。 やれ ホワイトボックス、それ グリーンボックス。

小さな巨大樹

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小さくて大きな景色。たとえば 盆栽、ジオラマ、山水画。 この絵はブロッコリー。 湯がこうとして水洗い、おやと思ってじっと見入ってしまった のが、この絵を描いたきっかけ。 子どものころは、蟻の巣穴なんかをずっと見つめて あたかも自分が蟻になった気分で世界の倒錯を楽しんだ。 小を大に、大を小に。遠・近を入れかえたり、高・低をさかさまにしたり。 「かくあるべき」の取り違えをわざとやってみる。そういう楽しみ。