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2月, 2013の投稿を表示しています

究極の絵

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究極の絵はなんですか? それは 「絵を描かないこと」 だと思う。 (パラドキシカルにアンチモニーに) 撮影するように 演奏するように 歌を詠むように 花を生けるように 絵を描いてきたけれど 線を引いてきたけれど そういう意識がますます尖っていくと 外の景色など眺めながら ふと想像してしまう、 きわめつけの描く行為とは、もはや 「描かないで描くことだろう」と。 まるで禅問答‥‥so,so. 幕が開くと 私は何もない空間にいて 何もない中空(のカンバス)に 踊るような仕草(見えないインク)で 絵を描く。 観客は指先を見つめている。指の軌道が描く見えない絵を きっとそれぞれの心に「思い描いて」くれることだろう。 そういうパフォーマンスをやってみたいものです。 oran+Emori 

妄想サーカス狂宴

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◉磯部さんのイベントに連動して、描きました。  判じ絵のように、複雑に入り組んだ要素からなる狂宴図。   (制作動画/ http://twitcasting.tv/sama_/show ) ここに描かれたサーカスタンスたちは ・ズボンをはいた魚 ・耳から水おとこ ・街のウロコを持つ竜 ・仮面ピエロ ・迷路の耳を持つ象 白い夜空を吐く大蛸 ・旗キリン ‥‥その他 追記)山口昌男さんが物故されました。『道化の民俗学』アルルカン描きには欠かせません。

オンライン・イベントお知らせ

私は、 1. 時々 インターネットで、絵を描いているところを中継しています。 2.  時々  3×5インチのカードに 気ままな絵を描いています( 「カード絵」 ) 。 この「カード絵」がそろそろ100枚になります。そこで‥‥ ◉  2/11(月)「カード絵描き 8時間生中継」 をおこないます。 スタートは昼過ぎ。夜まで描き続けてみ ます。何枚 描けるでしょうか? アクセスはこちら  http://twitcasting.tv/sama_ もうひとつ小さなパフォーマンスを。 ◉ 2/17(日)「 『 妄想サーカス』絵描き 」 をおこないます。 磯辺 沙恵里さんとの連動イベントです。 磯部さんは絵やしかけ小箱をつくる作家で、 京都で 原画展を 開催中。 2/17にクロージングパーティ 「妄想サ-カス」をおこなうそうです。 それに合わせる形で、私はネット上で 妄想サ-カスの絵を描きます。 (中継サイトは同上。磯部さんのサイトは こちら へ)) ※「妄想サーカス」はなんなのか? 私たちにも分かりません。  妄想を重ねていくうち、形になっていくものと思われます。

絵描きライブのお知らせ

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2月に、絵描きでライブに参加します。 ◉2月16日19:30〜 京王線下高井戸「不思議地底窟 青の奇蹟」にて。  秦真紀子さん(ダンス)・吉本裕美子さん(ギター)の即興ユニットに、  絵描きで参加します。タイトルは「Hyoruka」。料金は2,000円。  (缶ビール、ソフトドリンクなど、会場で購入できます) 2部構成で、サマは後半から絵を描きます(1時間弱)。 その後、描いた絵をインスタレーション風にしたり、照明を使ってみたり。 音楽の響きに、ダンスの動き、平面の絵と立体空間。面白い試みをします。 不思議地底窟で、音楽・ダンス・絵 の出会いは、謎の奇蹟を起こせるか? ‥‥ぜひ現場にお立ち会いくださり、見て聞いて感じていただければ幸いです。 ※(後日追記)【ライブ、終了しました!】 まぎれもなく伝説になった一夜でした。 会場のオーラを借りて、地下窟でもよおされた秘密の宴そのもの。 魔女と魔法使いさながら妖しい空間をぬったりと演出できました。

カンバス湖

諏訪に行って御神渡りを見た。 最高気温でさえ零下である。 露天風呂の床も凍る。 諏訪湖は雪と氷で真っ白であった。 四方を街と山々に囲まれ、真っ平らに、ぽかんと広がっている。 見ているとそれは、ますます1枚の「カンバス」に思えた。 私は広い空間を見るたびに、夢想している。 「ここに絵を描くとしたら‥‥」 「この広さなら宇宙から見えるだろうか」 ふだん 小さな絵を描きながらも、心では地球をカンバスに見立てている。 スケール観と、絵に封じこめる宇宙 その交感が、ペン先から流れて紙にとまる。 私には、白い紙も 諏訪湖も 地球も 同じ「奇想パイプ」でつながっている。